田原由香さん

コピーライターになるつもりはなかった

  • 総合コース (現・基礎コース)
  • テーブルマーク
コピーライターになるつもりはなかった
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受講したきっかけは。

新卒で入社した印刷会社で秘書をしていましたが、あるとき、仕事で書いた私の文章を読んだ社内のコピーライターから、向いているかもしれない、と講座を紹介されたのがきっかけです。昔から書くことが好きで、就職活動では編集希望でした。当時はコピーライターという仕事は全く選択肢にありませんでした。

実際に受講してみて、感じたことは。

通い始めたころは、本気でなろうとは思っていなかったこともあって、課題も評価されず、周りにはスゴイ人がいたりして、全然向いていないなあと思っていました。広告の知識もほとんどなく、有名なコピーライターのことも講義を受けてから知ったくらいです。それが、少人数クラスで講師から褒められるようになったあたりから面白くなって、本気で目指そうと思うようになりました。 クラスには学生、デザイナー、社長、無職などいろんな人がいて、しかも、みんなエネルギッシュに何かに向かっている人ばかり。そんな彼らとの会話は新鮮で刺激的でした。そんな人たちと出会えたことだけでもいい経験だったと思います。今でも連絡をとっています。 それと大きな財産は「この人に出会わなかったら、今の自分はなかった」という人にも出会えたこと。当時、講師だった望月和人さん、梅本洋一さん、岡部正康さんの存在は、私にとってとても大きいです。

テーブルマークへの転身について教えてください。

コピーライターを続けていくうちに、商品はマス媒体での広告だけで売れるものではないことを感じ始め、企業側に立って商品やサービスを育てたくなっていきました。そんな思いを抱いている時、今の会社が社名を変更するので広告コミュニケーションのプロを探しているのを知り、以前から食べ物が好きだったこともあって応募しました。社名変更の仕事なんて、一生に一度携わることができるかわからない仕事ですからこのチャンスを逃すわけにいかない!と思いました。今、その環境で仕事をすることができ、とても充実しています。

転職活動について聞かせてください。

基礎コース受講後、本格的にコピーライターを目指すことを決意し、上級コースを受講しながら就職活動の準備をしていきました。上級コース修了後、TCCのホームページで未経験者を募集していた制作会社に応募し、採用されました。応募の際には、講座で書いたコピーをまとめた作品集を作りましたが、宣伝会議賞や文化放送のラジオCM大賞で入賞していたことが大きかったのかもしれません。

コピーライターになってみて感じたことは何ですか。

講座を受けている時には、ものの言い方を考えるのがコピーライターの仕事だと思っていたのですが、一番大切なのは「What to say」を考えることだということに気づかされました。「何を言うか」ということは、目的やコンセプトをはっきりさせること。コピーでなくても全ての仕事にそれは活かされるので、強い力を身につけたと思っています。

前職を経験していて良かったことは?

よかったのは、普通のOL生活を経験できたこと。買うターゲット層の生活を「想像する」のではなく、その生活を「経験」できることって大きいと思うんです。コピーは基本的に自分が経験したことからしか出てこないですから。それと印刷会社にいたので、印刷知識が意外に助かりました。広報の仕事に移ってからは、コピーライターとして常に広告の目的を考える癖を身につけていたことが生かされています。たとえば会議などで、議論が進んでいくうちに目的から遠のいてしまうことがありますが、そのようなとき、目的とズレた議論をしていることに気づいて、軌道修正を図ることがよくあります。

コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。

空気を読める人です。普段から、まわりの人の「その先」を想像できる人というのでしょうか。こうしてあげたらこの人はとてもラクになるだろうな、喜ぶだろうな、などと考えられる人。プレゼント上手の人は向いていると思います。あとはあきらめない人と体力のある人。

これからの抱負を聞かせてください。

私の力で、会社や商品を有名にしてみたいです。それと、やっぱり言葉が好きだから、これからもずっと言葉に携わっていたいです。

受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。

私は最初からコピーライターに絶対なりたい、というわけでなかったのですが、受講していくうちにどんどん興味が深くなっていき、コピーライターを本気で目指すようになりました。あまり難しく考えずに、少しでも興味があればやってみたらいいと思います。「コピーを学ぶ」というより「考え方を学ぶ」場所のような気がするので、コピーライターにならなくても、受講して得た経験はきっと役に立つと思います。

これからコピーライターを目指す方へメッセージを。

以前、FMココロというラジオ局のスローガンの仕事で“Love Today,Love Tomorrow”というコピーを書いたのですが、ある時、この言葉を支えにして生きている人がいることを知って、とてもうれしかったことがあります。自分の書いた言葉で人を動かせるって、本当にすごいこと。コピーを世の中に出すってとても大変で苦しいこともたくさんあるけど、この喜びはそんなこともかき消すくらい大きいです。ぜひそれを体感してほしい。きっと抜け出せなくなりますよ。

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