後藤尾道さん

言葉の力で何か社会貢献が出来れば

  • 総合コース (現・基礎コース)2007年春
  • 制作会社コピーライター
言葉の力で何か社会貢献が出来れば
  • 後藤尾道さん
  • 制作会社コピーライター
  • 総合コース (現・基礎コース)2007年春

受講したきっかけは。

ずいぶん昔のイメージなのですが、コピーライターになれば、短い文章で一攫千金。ちょっと言葉を書くだけで、楽して儲けることが出来る!という甘い気持ちで受講しました。まあ実際はその真逆でしたが…。

もともとテレビ業界でADをやっていたんで、何かしら世に出る表現の仕事をしたかったというのもあります。夢を追いかけるフリーターが、いろんな職業の中で、自分なら出来る、と思ってしまったのがコピーライターでした(笑)。

実際に受講してみて、感じたことは。

意外と課題が評価されて、褒められることが多かったです。ただ、広告賞取れなかったり、就職決まらなかったりで焦りはありました。でも、講座であれだけ頑張ったんだからコピーライターでやっていける、という自信になりましたね。

すぐ落ち込むので、講座はモチベーション維持に役に立ちました。やっていくうちにコピーを書くのが本当に面白くなってきて、もっと実践的なものを学びたくなって、上級コースにも通いました。課題をたくさん書きましたね。終了後にはちゃんとした作品集ができて、転職活動に使えました。

あと、通っている人が幅広い。いろんな人がいたので、受講生同士で話すのもいい勉強になりました。コピーに関しては同じレベルなので話が合います。いい人脈が出来るんじゃないでしょうか。

印象に残っている出来事はありますか。

呉功再さんの講義ですね。課題が3個出題されて、全部で金のエンピツ賞を取りました。気持ちよかったですね。会場が“アイツすごい!”みたいな雰囲気になって。あと箭内道彦さんの講義。これもコピーを褒められたから。なんかいい思い出しか覚えていないですね(笑)。

講座で学んだこと、役に立ったことは。

ある意味、すべて役に立っていると思います。本当にド素人で受講しましたから。広告制作の見積書にある「コピー料」を印刷費だと思ってましたからね。(笑)

あえて言うなら、コピーの本数をたくさん書くということでしょうか。いろんな言い回しを使ったり、よくあるパターンというか、型みたいな書き方をしたり。とにかく真似でもなんでもいいからいっぱい書いていました。

そのうち「今回はダジャレ禁止」など、自分で縛りをつけて課題に取り組んだりして。コピーをたくさん書く力というのは本当に身に付いたかなと思います。

今の仕事で役に立っていることはありますか。

広告は楽しんで見られてないって思いながら、コピーを書くようになりました。広告を見る人がどうやったら楽しんで見てくれるかな、と想像してます。あと、読み手に優しさを求めない。“よく見たら面白いね。”“ずっと見てたら深いね。”というようなコピーは、書いても選ばないようにしています。1回見たら、その場で“なるほど!”というコピーがいいですね。

講座では、提出されたコピーからベスト10を発表するじゃないですか。いいコピーのものさしというか、いいコピーを選ぶ判断基準が身に付いた気がします。

転職活動について聞かせてください。

書類選考で落ちたのを含め、20~30社は受けました。実はいまの会社は、講座で作った作品集がきっかけで採用されたんですよ。選考で目立つように奇抜なエントリーシートを作ったりしたんですが結局ダメで。

たまたま面接に行けた会社で社長が作品集を見てくれたんです。それで「面白いコピー書くね、採用!」と。巡り合わせも良かったんですかね。まあ、巡り合うまでに結構な数の会社を受けているんですが。

本当にコピーライターになりたかったら、あきらめずにたくさんの会社を受けたほうがいいですね、作品集持って。それをやっていればタナボタ的にコピーライターで採用されると思います。

コピーライターになってみて感じたことは何ですか。

コピーって普通の言葉で出来ているじゃないですか。だからデザイナーでもコピー的なものは書けるんですよね。ビジュアルの隅っこに社名と、ちょっと言葉つけました、みたいな。コピーライターの活躍って見えにくいので、頑張らねばと思ってます。
あと、新商品企画とかコピーを書く以外の仕事も増えてきましたね。普段から情報を集めて、コピーじゃないけど企画として面白いものも提案できるようになってきてます。

コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。

芸術肌だったり、天才だったりするより、普通の人ですね。普通の感覚を持っている人。普通の人の気持ちを読み取って、最大公約数的な考え方が出来るといいと思います。広告って普通の人がたくさん見るものなので。あと、物知りで、精神的・肉体的にタフで、コミュニケーション能力が高いほうがいいですね。

これからの抱負を聞かせてください。

チャリティーですね、僕はお金が無いのですが。言葉の力で何か社会貢献が出来ればなと。被災地に募金を呼び掛ける言葉、殺処分されるペットを救う言葉など。知られていない事実を知らせて啓蒙し、人を動かすようなことが出来ればと思ってます。
仕事では、自分で仕事を取ってこられるようなコピーライターになりたいです。

受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。

受講料とかで迷っているんだったら絶対に受けたほうがいい、元が取れるから。独学でやろうとしている人も受けたほうがいいですね。独学でコピーって書けるようにならないと思います。

待っててもコピーライターになれないから、動かないと。一流のコピーライターに褒められたコピーをまとめて作品集を作れば、説得力が出ますしね。実際、作品集が作れるというのは大きいですよ。

未経験者の場合、それしか自分のコピー力を示すものが無いですから。求人情報も事務局や受講生からどんどん入ってきますし、コピーライターになるための環境が整ってます。

これからコピーライターを目指す方へメッセージを。

人脈いっぱい作っておくといいと思います。誘われた飲み会には全部参加、みたいな。フットワーク軽いヤツ、と思われるくらいがいいですね。声掛けたら絶対くる人と思われたら、仕事でも呼ばれる気がします。

それに広告賞に応募するときも仲良しのデザイナーさんを巻き込んだりして、応募したりできますよ。あと宣伝じゃないんですが、広告賞なら、宣伝会議賞がお勧めです(笑)。1次通過作品というものすごく低いハードルで氏名が発表されます。モチベーションが上がりますよ。

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