ひとりでは強いコピーライターになれない。
- 総合コース(現・基礎コース)大阪教室 2003年秋 → 上級コース 2004年秋
- ブラウニー コピーライター・プランナー
- 本條秀樹さん
- ブラウニー コピーライター・プランナー
- 総合コース(現・基礎コース)大阪教室 2003年秋 → 上級コース 2004年秋
受講したきっかけ
就職活動で行き詰まっていた時、OB訪問でお会いした大学の先輩に宣伝会議の存在を教えていただいたのがきかっけです。その方もコピーライター養成講座を卒業されていて、当時すでに大手代理店でバリバリ働かれていました。漠然と「アイデアをカタチにする仕事がしたい」と思っていた私は、藁にもすがる気持ちで資料を取り寄せ、即応募。貧乏学生だったこともあり受講料はローンでしたが、「自分を鍛えるのはここしかない」と覚悟を決めて通いました。
受講してみて、感じたことは?
総合コースで感じたのは、『ちょっとした言い回しの差が、大きな差になる』ということでした。課題で1位に選ばれたコピーと切り口は同じなのに、詰めが甘い。そんな自分によく腹が立ちました。一方、上級コースで感じたのは、『書き手の人柄がコピーに出る』ということ。上級は人数が少なく、受講者同士で話す機会も増えるので、回を重ねるにつれてみんなの性格もわかってきます。そんな中で課題作品を発表していくと、「この人らしいなぁ」というコピーのクセみたいなものが見えてきて、「自分のコピー柄ってどんなんやろう?」と考えるきっかけになりましたね。
印象に残っている思い出を教えてください
総合コースで思い出に残っているのは、懇親会のあとに講師の中村禎さんに作品集を見せた時のこと。「今そこを歩いている人に君の作品集を見せて、心が動くと思うか?」と真顔で問われた時は、さすがに自分の力の無さを痛感しました。上級コースでは、岡崎数也さんの言葉が印象的でしたね。講義後にお話しをした時に、「いいコピーを書くことも大事だけど、いいクライアントに出会うことも大事」とアドバイスしていただいた言葉は、今でも私の行動指標になっています。
今の仕事で役に立っていることはどのようなことですか
コピーを考えるためのプロセスや方法論はもちろん、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力も含め、すべてが役に立っていると思います。そして何より私がこの講座で得た最大の財産は「人」。同じ道を志す仲間たちと出会い、最終的には人生の伴侶まで見つけてしまいました。ウチの社長には、「コピーの勉強しに行ってたんか、嫁探しに行ってたんか、どっちやねん!」と怒られましたが。。。
コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか
コピーライターのタイプは様々だと思うので一概には言えませんが、ざっくり思うところは、「ツッコミ上手でボケられる人」が理想的かなと。「なんでやねん!」「ほんまかいな?」と疑うチカラが強い人。それでいて、大喜利感覚でアイデアをどんどん出せる人。そしてなにより、『人が好きな人』。いくらテクニックを磨いても、この底力には勝てないと思います。
受講を検討している方へのアドバイス
個人的には、『ひとりでは強いコピーライターになれない』と思っています。講師の方々のダメ出しや仲間内での刺激があってこそ、自分を客観的に分析できるし、戦える力がつくと感じています。コピーライター養成講座は、野球に例えるなら、現役バリバリのプロ野球選手がホームランを打つヒントを教えてくれるような場所。自分で盗み取らないといけない部分は多いですが、本気でプロを目指す人で、婚活もできたら理想という人は、もう迷う理由が見当たらないですね。