貝洲岳洋さん

講義自体がクライアントに向けたプレゼン

  • 総合コース (現・基礎コース)
  • 広告会社
講義自体がクライアントに向けたプレゼン
  • 貝洲岳洋さん
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受講したきっかけは。

新卒で不動産広告を得意としていた広告会社に就職し5年勤めた後、別の広告会社に転職しました。おもに営業をしていた期間が長かったのですが、将来自分がやりたいことを考えた時に、自ら創ったもので人を動かすことのできる仕事がしたいと思い、コピーライターを目指そうと通うことに決めました。付き合いの古いコピーライターの友人がいて、彼とはよくいつか一緒に仕事したいねと話していたのですが、それも関係があります。ちなみに新卒の就職活動のときは、正直言って広告にそれほど強い思い入れはありませんでした。

実際に受講してみて、感じたことは。

他の受講生の課題を見て、レベルが高いと感じました。講義に取り組む姿勢にもすごく刺激を受けました。仕事が忙しくて、課題のボリュームが多い時は両立が大変でしたが、移動の電車の中やちょっとした空き時間を使って考えたりしました。そういう時に考えた課題の方が、意外と金のエンピツをもらえていたりします。

印象に残っている出来事はありますか。

2つあるのですが、1つは初めての課題で金のエンピツを眞木準さんからいただいたことです。今の僕があるのもこの出来事があったからだと思います。すごく自信になりました。
もう1つは大切な仲間に出会えたことです。受講生は大学生から自分と同じ社会人まで年齢も立場も様々ですが、一つの目標に向かって頑張っているという意味ではフラットな関係です。講座期間中はとてもいい刺激をもらいました。彼らとの付き合いは、講座が修了した後もほぼ同じように続いています。

印象に残っている講義は。

CMディレクターの中島信也さんの講義は、感動的でした。講義自体がクライアントに向けたプレゼンと同じで、聞いている人を楽しませようというエンタテインメント精神に溢れていました。懇親会でも、たくさんの受講生に囲まれているのに、一人ひとりに気を配っていたのが印象的でした。佐藤尚之さんは、コミュニケーション・デザインという、消費者の目線から広告を考える新しい概念を教えてくれました。講義の前に著書「明日の広告」を読んだのですが、僕にとってはとても新鮮かつ衝撃的な内容でした。卒業制作を担当していただいた國武秀典さんは、情熱的に指導してくださいました。少人数クラスでCMトレーニングを担当していただいた高崎卓馬さんからは、CMプランニングの基礎を教わったことが大きいです。今の仕事でおおいに役に立っています。

今の仕事で役に立っていることはありますか。

課題に取り組む姿勢が身に付いたことですね。何をやるにしても課題を明確にして自分は何をすればいいのか考えること、そしてゴールを明確にすることが必要です。これはすべての仕事に当てはまります。それと、一流クリエイターの方たちによる講義ですね。これだけの人に教えてもらえる機会は他にないですから。ただ、それを活かせるかどうかは自分次第ですが。

コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。

「継続は力なり」を実践できる人ではないでしょうか。一番難しいことですが。それといろんなことに興味が持てて、人のことが好きな人だと思います。

これからの抱負を聞かせてください。

価値変容を起こし、人の心に深く入っていけるような仕事がしたいです。

受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。

受講料を無駄にしないためにも、目的を明確にしたほうがいいです。何のために通うのか、それがわかってくればどういう姿勢で受講すべきかが見えてくるし、受講したことをその後の人生において何倍もの価値にできる。

これからコピーライターを目指す方へメッセージを。

杉山恒太郎さんが講義の中で「好きなことが成功する最大の秘訣」とおっしゃっていたのですが、常に頭をフル回転させて、考えるのが好きになることですね。それと僕もやっていますが、Twitterなど新しいものはいち早く取り入れること。ある意味情報収集がいちばん大切なことなのではないかと思います。「熱く」書けて、それを「冷静に」見れる人になってください。

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