- 石井克哉さん
- 博報堂
- 総合コース (現・基礎コース)
新卒のときはテレビ局志望でしたが全滅で就職浪人をしました。その後、広告会社に勤める知り合いの方に声をかけていただき、アルバイトとしてマーケティングの仕事をするようになったのです。
新卒のときはテレビ局志望でしたが全滅で就職浪人をしました。その後、広告会社に勤める知り合いの方に声をかけていただき、アルバイトとしてマーケティングの仕事をするようになったのです。
子どもの頃からCMが好きだったので、CMをつくる仕事がしたくて電通に入社しました。どのくらい好きだったかというと、録画したテレビ番組を家族で見る際、CMを早送りする親を怒ってCMを楽しんでみていた程らしい…
ほんとうにわずかな期間ですが、デザインの勉強をしていました。コピー年鑑を見たり、広告賞に応募しているうちに、コピーのおもしろさに目覚めました。デザインの上が見えてイヤになっている頃でもあったので、逃げるように転向しました。
「伝わる」と「伝える」は違うということです。僕は今まで、一生懸命伝えようとするだけで、伝えられる受け手のことをあまり考えられていませんでした。
広告のコンセプトからアウトプットまでを形づくるのはもちろん、ブランドイメージや戦略など、根本的な部分までも生み出していく仕事だということを知り、こんなに魅力的な職業がこの世にあったのか!と衝撃を受けました。
いろんな講師がいて、それぞれの考え方があり、優れた発想と引き出しを持っていました。そこから学べたことは大きかったと思います。
講座は、野球に例えるなら、現役バリバリのプロ野球選手がホームランを打つヒントを教えてくれるような場所…
コピーに関して、ゼロからのスタートだったので、コピーに対する思い違いを講座で徐々に正していくことができたと思います。特に、「良いコピーとはどのようなコピーか」をしっかり理解できたことは大きな収穫でした。
学校の授業と就職活動、アルバイトをこなしながら、講座の課題をやるのはとてもたいへんでしたが、外に出ていろんな物事にふれたほうが良いコピーを思いつきやすかった。
他人に対する気遣いや思いやりを大切にすることが、良い広告をつくる第一歩なんだ、と学びました。