石田樹さん

コピーの基準や選ぶ眼のベースが身に着く

  • 総合コース (現・基礎コース)
  • 電通
コピーの基準や選ぶ眼のベースが身に着く
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受講したきっかけは。

子どもの頃からCMが好きだったので、CMをつくる仕事がしたくて電通に入社しました。どのくらい好きだったかというと、録画したテレビ番組を家族で見る際、CMを早送りする親を怒ってCMを楽しんでみていた程らしいです。

最初の配属はマーケティング局。入社して最低3年間は転局試験を受けることができない制度だったため、最初のチャンスで一発で合格したいと思い、それまでにやれることをやろうということで、受講しました。講座のことは、学生時代に宣伝会議賞に応募した際、知りました。

実際に受講してみて、どうでしたか。

当時私にとっては芸能人に会うのと同じかそれ以上に、有名クリエーターたちと会うことはうれしくて緊張することでした。そういう人の講義を受けて、時には懇親会でご一緒したりできるということはすさまじいまでのモチベーションになっていました。

配属後最低3年間は転局試験が受けられない気持ちをつなぎとめる貴重な場でした。学生やクライアントなど、クラスの仲間たちと懇親会で広告談義をして、純粋に楽しかったです。今でも、もう一回通いたいくらいです。

印象に残っている出来事はありますか。

課題がある講義では、上位10名に「金の鉛筆」が授与されるのですが、講義も終盤に差しかかってくると、獲得合計本数1位を目指して楽しみながらも、みんな真剣に切磋琢磨していたことを覚えています。結局2位で、1位にはなれませんでしたが…(笑)。集めた鉛筆はいまだに使えず、とってあります。

講座で学んだこと、役に立ったことは。

さんざん考えた末に、自信があるものを出したはずなのに全く評価されない一方で、他の人が書いた中に、思いもつかなかった切り口があって、評価されたりするのを見て、コピーの基準や選ぶ眼のベースとなるものを身につけられたと思います。

マーケティング局を経験したメリットはありましたか。

先日、新規クライアントを獲得し面白い提案をしたということで、局内で表彰されました。クリエーティブの新しい働き方として評価してもらえたんだと思います。これはそもそも前部署での仕事がきっかけになったものなのです。

いま思うと、クリエーティブ部門に最初から配属されていたら、広告を作る喜びを毎日感じながら仕事ができていなかったかも知れません。CMプランナーになりたい、広告をつくりたいという想いを6年間ガマンし続けたことが結果的にはよかったと思っています。

コピーライターになってみて感じたことは何ですか。

講座を受講していた時には課題に対して自由に書いていましたが、仕事では詳細なオリエンがあるので、なかなかそのようなコピーは書けなかったです。とにかくストレートなコピーでいってくれとか。 自分の力不足も大いにありますが、ある意味ガツンとやられた感じでした。でも、実際に広告を作ることのできる現場にいることができて、毎日楽しいです。本当に異動できてよかったです。自分が書いたものが実際の雑誌や新聞に載ったりしますが、これほどうれしいことはないですね。照れる話ですが、はじめは親に教えたりもしました。

コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。

経済でも芸能でもあらゆることに心の底から興味を持てる人。新しいことをすることが楽しくて仕方がない人。いろんなところに顔を出そうとする人。そういう人は向いているのではないでしょうか。

これからの抱負を聞かせてください。

嬉しいことに「ブレーン」とか「コマーシャルフォト」に名前が載るなど、最近はCMプランナーとして出ることも増えてきています。もっとアピールして実績を積み上げていき、CMプランナーとして自分の企画をどんどん通せるようになりたいです。石田にこの企画を任せてみようか、というところまで早く行くのが目標です。

受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。

受講したいけど迷っている、という人は絶対に受けた方がいいです。講座で知り合う講師や生徒同士のつながりが間違いなく励みになります。

これからコピーライターを目指す方へメッセージを。

他の業界はわからないのですが、とにかく広告会社は楽しいです。仕事全てが新しいことを求められるので、毎日が新鮮です。本当に楽しい仕事なので、お勧めします。ぜひ頑張ってください。

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