村瀬綾子さん

この講座はコピー制作のヒントの宝庫です

  • 総合コース (現・基礎コース)名古屋教室2009年春
  • テージ
この講座はコピー制作のヒントの宝庫です
  • 村瀬綾子さん
  • テージ
  • 総合コース (現・基礎コース)名古屋教室2009年春

受講したきっかけは。

当時、私は広告代理店の媒体部員でした。制作部の同僚の影響でコピーライターに憧れを抱きつつも、年齢が26歳だったこともあり、どうせ無理だろうと諦めていました。

ある日、そんな私の気持ちを知っていたその同僚が、私に課題を出してきたんです。しかもその課題に対してコピーを100本以上書けと。どうやらそれを、講師(岡田直也さん)に見てもらうというのです。第一線で活躍するコピーライターに自分が書いたコピーを講評してもらえることなど滅多にないので、はりきってコピーを書き、同僚に託しました。

一週間後、同僚から結果を受け取りました。100本以上書いたコピーのひとつひとつに○や△や×などが記され、なかでも先生が気に入ったコピーには先生なりの評価コメントが。とても感動し、励みになったことを覚えています。

結果として○をもらったコピーはそんなに多くなかったけれど、逆に闘志のようなものがメラメラ。そしてなにより、コピーライターに単に憧れているだけの人間に対する、岡田さんの真摯な対応に心を打たれ、受講しようと決意しました。

実際に受講してみて、感じたことは。

年齢のせいにして、夢から逃げていたことに気がつきました。恥ずかしくなりましたね。講座には既にコピーライターとして仕事をしている人から、現役大学生やまったく違う業種の人まで、とにかくいろんな人がいたんです。

とにかくコピーライターになりたい!と思っている人から、なんとなく興味があって・・・、という人まで。年齢も幅広く、10代から40代まで。とくに広告会社で働いている人ばかりが良い評価をされるということもなく、みんながそれぞれの立場でひとつの目標に向かって一生懸命コピーを考えて評価されて。そんな空間に居ると自ずと、私も負けずに頑張らなきゃって思いました。

印象に残っている出来事はありますか。

講義では、やはり岡田直也さんの100本コピー、あれは凄かった。大変でしたけど、一つの商品に対して100本のコピーを書けてしまうくらい追究すること、その姿勢はいまでもしっかり生きています。講師によって課題の内容も考え方も全く違うので、講義の度にいろいろな発見がありましたね。

講義の後には受講生のみんなで、その日の課題のことや仕事のこと、巷にあふれる広告についてのことなど熱く語り合いました。時間を忘れ、そのまま朝になってしまったこともしばしば。こんなこと、社会人になってから経験できるなんて思ってもいませんでした。

今の仕事で役に立っていることはありますか。

受講するまで、コピーを考える方法を1パターンしか知らなかった、なんだかそんな気がします。でも受講して、先生一人ひとりの考え方の違いや個性にふれることで、ひとつの課題を多角的に捉えることができ、これまでいかに自分の視野が狭かったかを痛感させられました。ほかの受講生たちの作品にもふれることができるので、自分にはない感性に感動したり悔しくなったり、とても刺激的でした。

コピーライターになってみて感じたことは何ですか。

講座で学んだことのすべてが、コピーライターとしての今の私のベースになっているし、自信にもつながっています。もし講座に通っていなかったら、独りよがりで「上司が気に入るコピーを考えるコピーライター」になっていたかもしれません。

また、コピーライターはコピーが書けるというだけではダメだということを感じました。自分が考えたコピーをしっかり世の中に届けるためには、コミュニケーション能力やプランニング能力、リーダーシップ能力も必要だと思います。コピーライターは、コピーを考える以外に求められることもたくさんありますからね。

コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。

「コピーライターになりたい!」と強く思っている普通の人、でしょうか。特別なものなど何もいらないと思います、私も気持ちだけでここまできちゃいましたから(笑)。あとは、世の中の動きや流行りに常にアンテナをはることは大切なことかも。そういうことを楽しみながらできる人は向いているかもしれません。しかしながら、最も重要な要素は体力・・・。

受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。

この講座はコピー制作のヒントの宝庫です。それに、一流クリエイターの先生方と間近で話せたり、志を同じくする仲間たちと出会い楽しく学べる機会などありません。

講座が終わってからも仕事の悩みを先生に相談したり、仲間に相談したり、宣伝会議さんに相談したりと、その後も関係性が続いていくことも魅力のひとつです。年齢とか性別とか業界のこと知らないからとか、そういうことは全く気にする必要はありませんから、少しでも興味があればぜひ受講して欲しいと思います。

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