基礎コースは自分の可能性を発見する場
- 基礎コース東京教室2012秋 上級コース東京教室2013春
- 株式会社アステックアソシエイツ
- 鈴木健一さん
- 株式会社アステックアソシエイツ
- 基礎コース東京教室2012秋 上級コース東京教室2013春
受講したきっかけは?
もともとは建設コンサルタントという土木の業界で働いていましたが、ある時期から仕事に違和感を持つようになりました。自分にとってやりがいのあることって何だろう?って考えた結果、言葉で表現する仕事をしたいという結論に行き着いて。それで調べてたどり着いたのが、コピーライターです。それまでは、そういう仕事があることすら知りませんでした。
当然、宣伝会議の講座のことも知らなかったんですが、そのあとすぐ、仕事旅行社という会社が企画する「コピーライターになる旅」*という2日間の職場体験に参加して、そこで出会った別の参加者の方から、こういう講座があるよと教えてもらったのが受講のきっかけです。
受講料がバカにならないので少し悩みましたけど、働きながら講座を受けてみて、自分なりに頑張った実感を持てれば適性アリって判断しよう、と考えて基礎コースを受講することにしました。
*仕事旅行社さんの「コピーライターになる旅」は、現在は休止中。近々、復活予定だそうです。
実際に受講してみて、感じたことは?
基礎コースには、コピーというか広告業界の知識がほとんどない状態で臨んだので、毎回の講義が新鮮でした。それと、受講生が凄いアグレッシブな人ばっかりだったらどうしよう…といつも緊張してたんですが、意外とそうでもなかったので、いつの間にか飲み会にもよく参加できるようになりました。講座に参加しなかったら出会わないような、いろんな業界のいろんな年齢層の人と出会えたのは、とても刺激になりました。今でも、連絡を取り合ってたまに飲んだりする友だちが何人かいます。
印象に残っている思い出や講義について教えて下さい
提出したコピーは、渾身の1本がまったく評価されないときも多く、でもその緊張感は普段の仕事では味わえないもので、楽しかったです。講義そのものは初めての話ばかりなので、どれも興味津々聴き入ってました。僕は有名なクリエイターをほとんど知らなくて、名前を聞いたことがあるのは箭内道彦さんだけだったので。だから余計に毎回刺激的だったんだと思います。
上級コースでは、なかなかいいコピーが書けなくて、悔しい思い出しかないです。それは単純に基礎コースより受講生のレベルが上がったということもあるし、自分にとって苦手なジャンルの課題が多かったからだと思います。
いま思うと、基礎コースは自分の可能性を発見する場で、上級コースは自分の実力や足りない部分を再認識する場でした。
今の仕事で役に立っていることはどのようなことですか?
ターゲットに響くコピーを書くには、観察眼や情報の収集が大切だと学んだことです。それと、基礎コースではコピーの技術だけじゃなく、広告業界の話も聞けたので、転職活動を始める前に業界を大まかに知るにはいい機会でした。
コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか?
何かをやるときに「どうすれば人に伝わるか」を気にする人は、向いてるんだと思います。
これからの抱負を教えてください
とにかく商品の売り上げにつながるコピーを書きたいです。プラス、世の中に面白がられるコピーを書けるようになりたい。今までは食わず嫌いで、映画や美術にあまり接してこなかったので、企画の発想の幅を広げるためにもたくさん観ようと心掛けています。32歳でコピーライターになったんで、かなり遅い駆け出しですが、僕としてはようやくたどり着いた職業です。しがみついていきます。
受講を検討している方へのアドバイスをお願いします
異業種からの転職の選択肢としてコピーライターを考えている人は、基礎コースは受講すべきだと思います。いろいろな発見があると思います。迷ってるなら受講すべきです。やってみないと、何も判断できないと思うんで。
転職活動について
土木というまったく別の世界からの転職活動だったので、最初は相手にされないかなと思ってたんですが、逆に風変わりな経歴に興味を持って面接してくださった会社もいくつかありました。もともと広告業界を目指してなかったので、仕事に対して変な先入観がなかったのも良かったかもしれません。そう考えると、異業種での職務経歴は、広告業界を受ける際にはアピールポイントになると思います。