大学生で中途採用試験に挑戦!
- 総合コース (現・基礎コース)
- サン・アド
- 片野陽子さん
- サン・アド
- 総合コース (現・基礎コース)
受講したきっかけは。
大学2年の時、学校の生活にも慣れ、その生活が平坦だな、と感じていました。何か身に付けられるものはないかと探していた時にコピーライター養成講座を見つけました。将来は文章を書いたり、企画を立てたりする仕事ができたらと、漠然と思っていたこともあり、受講を決めました。当初はコピーライターになりたい、と明確に思っていたわけではありません。正直、何もわかっていませんでした。ただ、受講を決めてからは、なりたい!と思い込んでいましたね。
実際に受講してみて、感じたことは。
何も知らない状況で講座に通うことになったので、最初は不安もありました。広告業界で働かれている方もいるということを聞いていたので、講座内容についていけるのかな、難しすぎないかな、と。いま思うと、何も知らなかったからこそ、講義内容、講師の方々のお話を、素直に全て受け止められたと思います。それは良かったなあと感じています。
印象に残っている講義は。
総合コースに通い始めて、一番はじめの課題で金のエンピツをもらえたことです。しかも3位くらいでもらえて。その後、しばらくもらえなくなるんですけどね。ダメだなって思う時もありましたが、最初の一本があったから、もしかしたら精一杯やればどうにかなるんじゃないか、一生懸命やってみようというモチベーションにつながりました。
大学生で受講した時のメリットはありましたか。
色々な方が通っているので、そんな方々と知り合えることだと思います。広告業界でお仕事をされている方、コピーライターの方、ものすごく広告マニアの方、全く違うお仕事をされている方、本当に色々な方がいらっしゃって、お話させて頂くのがすごく楽しかったです。卒業して6~7年経つのですがが、今でも仲良くさせて頂いています。
今の仕事で役に立っていることはありますか。
通った時はホントにゼロの状態で、広告ってなんだろうということを講座で学びました。学んだことは、全てのベースになっています。
学校・仕事と講座の両立は大変でしたか。
平日クラスに通っていたので学校のあと講座に通っていました。わたしは時間がたくさんあったので、あまり苦労もなく、課題にもしっかり取り組めました。
就職・転職活動について聞かせてください。
総合コース修了後、上級クラスも受講したのですが、そのときに今の会社の求人があることを教えてもらい、応募しました。大学2年で、その求人は中途採用の募集だったのですが、応募してみようかなという感じで。総合コースの少人数クラス中村禎氏の課題や、上級コースの課題を中心に作品集を作りました。在学中は、学校のない日に会社へ行き、卒業後正式に正社員として入社が決まりました。
コピーライターになって初めてした仕事について。
一番初めに書いたのが、ウーロン茶の音楽を集めたCD(今までのウーロン茶のCMソング)の帯コピーでした。ふと、CD屋さんに行ったときに、自分の書いた商品が店頭に並んでいるところを見て、うれしかったです。それから何年かして、ウーロン茶の店頭キャンペーンの仕事をしている時、Webで調べものをしていたら、「歌え、ウーロン」と書かれた帯とCDを写真にとってブログに載せてくださっている方をみつけたんです。コピーかわいいって誉めてくださっていて、それもすごくうれしかったです。
コピーライターに向いている人はどんな人だと思いますか。
心の蓄えが多い人だと思います。コピーは自分の中からしか出てこないものと、日々感じていて。色々なものを見て、感じて、自分でためていく必要がある、って思います。入社時早々、上司の安藤氏に「コピーはどうしたら上手くなるんですか?」と質問をしたら、「一生懸命生きなさい。」と言われたんです。そのときは、よくわからなかったのですが、今は身にしみてきます。「書く」ことはもちろんですが、自分を高めていくための努力が必要なんだなあと思っています。
これからの抱負を聞かせてください。
突き抜けているものがつくれたらと思います。突き抜けていながら、ちゃんと商品が売れたり、ブランド力、イメージが高まったりとクライアントの方の役にも立てるものをつくりたいです。
受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。
わたしは講座の課題を作品集にまとめて入社試験(書類選考)に使い、会社に入りました。講座がコピーライターになるための入口になっていて、通っていなければなっていなかったと思います。講座は絶対に何かの入口にはなるものだと思います。
これからコピーライターを目指す方へメッセージを。
コピーライターってなりたければなれるものなのか、倍率はどれくらいなのか、何も知らずいました。でも、自分や周りを見ていて、コピーライターは、なりたいと強く思えば、なれるんだと知りました。なってからのが大変です。当時、親しくしていた他の受講生もほぼコピーライターになっています。