出来ることはすべてやろうと思い
- 総合コース (現・基礎コース)
- 猿人(大手広告会社 マッキャンエリクソンのグループ会社)
- 山下麻実さん
- 猿人(大手広告会社 マッキャンエリクソンのグループ会社)
- 総合コース (現・基礎コース)
受講したきっかけは。
本当はアートディレクターになりたかったのですが、事情があって美大に行かせてもらえなかったんです。でも、コピーライターであれば普通の大学からでも広告制作が出来ることを知って、アートディレクターだけにこだわらなくてもいいんじゃないかと。それでコピーライターになろうと思ったのが大学3年生。そのタイミングで出来ることはすべてやろうと思いました。それで講座に通い、広告会社のインターンにも参加しました。
実際に受講してみて、感じたことは。
課題をたくさん書いて、クリエイターに見てもらえたことが一番大きかったですね。本当にたくさん書いたと思います。コピーって自分だけでどうにかなるものじゃないですし。
いまになって思い返すと、講座の後半から周囲の人と話すようになりました。もっといろいろな人と話せばよかったですね。同じような悩みを抱えていた人も多かったので。
印象に残っている出来事はありますか。
仕事をしているときに、いまでも思い出すのがクリエイティブディレクションの講義。企画を考えたり、CM案を出したりするときに今でも指針にしています。
あと、グランプリを取った卒業制作。課題が出題されてから、約2ヵ月間、大学いってる間もずっと考えていましたね。ここで、グランプリを取るぐらいの気持ちじゃないとコピーライターになれないと思っていました。どんなことでもチャンスは逃さないようにしようと。
大学生で受講した時のメリットはありましたか。
なんだかんだ大学生って、社会人より時間ありますよ。全然、苦にならなかったです。むしろ大学3年生で受講していたので、就職活動に直結していました。講座の課題を全部まとめて作品集にして、就職活動のときはいつも持ち歩いていました。
コピーライターになってみて感じたことは何ですか。
実際の仕事は、講座の課題ほど簡単じゃない(笑)。もっといろいろ制限があるんだなと。
課題のときは自分がいいと思うコピーを自由に書いていました。でも、実際の仕事でも制限がある中ではありますが、そういった気持ちは忘れないようにしています。
あと“コピーを書きましょう!”っていう仕事だけじゃなく、商品のコンセプトを考えたり、セールスプロモーションの企画を考えたり、WEBの仕掛けを考えたりということが多いです。コピーライターになってから、結構幅広い仕事をしているんだなと感じました。
普段もコピーを考えているというよりは、もっとコミュニケーションの根っこの部分というか、そういうことを考えている気がします。実際、「広告を考えてください!」という仕事だけじゃなかったりしますし。
これからの抱負を聞かせてください。
いまの会社を有名にする仕事をしたいと思ってます。広告コミュニケーションに前向きなクライアントに出会い、世の中を明るくするような広告を作りたいですね。それで、いろんな人に褒められて(笑)。さらに会社も有名に。
受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。
自分ひとりでコピーの勉強って、結構難しい。本を読んだりするより、たくさん書いて、いろんな人に見せて、いろんな話を聞いたほうがコピーの力は身に付くと思います。コピーライターになりたいなら、コピーを書く機会は多ければ多いほどいい。だから講座に通ったほうがいいと思います。普通に生きてて、コピー書くことってないですから。
これからコピーライターを目指す方へメッセージを。
コピーだけというより、いろんなものに興味を持ったほうがいいと思います。イベント、アート、いま話題になっているものなどなど。“コピーを書くぞ!”というより“楽しいことやるぞ!”という気持ちでいるほうが、いまの広告業界で楽しく働けると思います。